離乳食の1回の量や栄養バランスは?

離乳食の疑問

離乳食が始まると1回でどれくらいあげたらいいのか?栄養バランスはどのように整えればいい?と悩むママ・パパは少なくありません。自分も1回の量が分からず、与えすぎで娘が嘔吐したことがあったり、栄養バランスを整えるためのメニューが分からなくて離乳食作りに時間がかかったりすることがありました。そういった不安を解消できるように今回は説明していこうと思います。

離乳食で必要な栄養素とは?

離乳食を作るときに意識してほしい栄養素は1つ目に「炭水化物」2目に「ビタミン・ミネラル」3つ目に「タンパク質」です。
では、それぞれどのような働きをしてくれるのか、どの食材から得られるのか説明していこうと思います。

炭水化物

「炭水化物」は主に体や脳を動かすエネルギー源となります。
ですので、「炭水化物」が少ないと元気に動いたりすることができず成長に必要な刺激を受けることが少なくなってしまいます。

「炭水化物」は主に「お米」「麺類」「パン類」など食事の主食となる物に多く含まれています。

ビタミン・ミネラル

「ビタミン・ミネラル」は赤ちゃんの発育や体調を整える働きとなっています。
ですので、「ビタミン・ミネラル」が不足してしまうと体調を崩してしまう場合があるのでしっかり与えていきましょう。
赤ちゃんの時は特に鉄分不足がみられるので気を付けてください。

「ビタミン・ミネラル」は主に「野菜」や「果物」から摂取することができます。

タンパク質

「タンパク質」は血液や筋肉などの体を作る元になる栄養素です。
ですので、「タンパク質」が不足していると免疫力が低かったりすることに繋がりますのでしっかり与えていきましょう。

「タンパク質」は主に「卵」や「豆腐」「お肉」等から摂取することができます。

離乳食の1回あたりの量(時期別)

離乳食を与える時に1食で何グラムずつ与えればいいの?と思うことは結構多い悩みだと思います。量が多いと子どもが嘔吐したりすることがあるので月齢に合わせて量を変化させていきましょう。

離乳食初期(生後5~6か月)

離乳食初期の1か月は食べ始めの頃なのでゆっくり慎重に進めていくので離乳食の量というのがその子によって様々ですが1週目はおかゆのみを一口から始めていきます。
始めの1か月は難しいのでこちらを参考にしながら子どもの様子に合わせて進めてみてください。

最初の1か月が過ぎた後の量としては「炭水化物」25g30g、「ビタミン・ミネラル」は15g20g、「タンパク質」は5g10gとなります。離乳食全体の量だと45g60gになります。
献立で表すと「10倍粥(炭水化物)」25g~30g、「にんじん(ビタミン・ミネラル)」15g~20g、「豆腐(タンパク質)」5g~10gみたいな感じになります。
始めは少ない量から始めて週を重ねていくごとに量は増やしていくと良いと思います。
子どもによって個人差がありますので子どもの様子を見ながら量を調整してみてください。
初めてあげる食材は必ず一口で与えてください。

離乳食中期(生後7~8か月)

離乳食中期の量は「炭水化物」40g80g、「ビタミン・ミネラル」は20g30g、「タンパク質」は10g15gとなります。離乳食全体の量だと70g125gになります。
献立で表すと「7倍粥(炭水化物)」40g~80g、「かぼちゃ(ビタミン・ミネラル)」20g~30g、「鶏ささみ肉(タンパク質)」10g~15gみたいな感じになります。
離乳食中期からは2回食が始まるので始めの12週目は1回目と2回目の量は調整しながら与えてください。(2回目の量を少なくしてみる等)
子どもによって個人差がありますので子どもの様子を見ながら量を調整してみてください。
初めてあげる食材は必ず一口で与えてください。

離乳食後期(生後9~11か月)

離乳食後期の量は「炭水化物」90g、「ビタミン・ミネラル」は30g40g、「タンパク質」は15g20gとなります。離乳食全体の量だと135g150gになります。
献立で表すと「5倍粥または軟飯(炭水化物)」90g、「ほうれん草(ビタミン・ミネラル)」30g~40g、「豚ひき肉(タンパク質)」15g~20gみたいな感じになります。
離乳食後期からは3回食が始まるので始めの12週目は1回目と2回目、3回目の量は調整しながら与えてください。(朝の量を少なくしてみる等)
子どもによって個人差がありますので子どもの様子を見ながら量を調整してみてください。
初めてあげる食材は必ず一口で与えてください。

離乳食完了期(1歳~1歳6か月)

離乳食完了期の量は「炭水化物」90g、「ビタミン・ミネラル」は40g50g、「タンパク質」は15g20gとなります。離乳食全体の量だと145g150gになります。
献立で表すと「軟飯(炭水化物)」90g、「ほうれん草(ビタミン・ミネラル)」40g~50g、「豚もも肉(タンパク質)」15g~20gみたいな感じになります。
この時期は離乳食の栄養で足りるように栄養バランスを考えたメニューを心がけていきましょう。
子どもによって個人差がありますので子どもの様子を見ながら量を調整してみてください。
初めてあげる食材は必ず一口で与えてください。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回は離乳食に大切な栄養素とそれぞれの時期にあった離乳食の量について書かせていただきました。
離乳食を進める時の一つの参考にしてみてください。
それぞれの時期の量はあくまでも目安になりますので、子どもの様子を見ながら焦らずゆっくりと進めてみてください。
うちの離乳食メニューもこちらより紹介しているのでお時間があればご覧になってください。

ご精読ありがとうございました。

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